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ガラスコーティングとセラミックコーティングの違いをプロが解説

更新日:2025.12.10

こんにちは。ジャバPRO SHOPです。

ここ数年、

  • 「ガラスコーティングと、最近よく聞くセラミックコーティングって何が違うの?」

  • 「値段がかなり違うけれど、その分だけの差が本当にあるの?」

  • 「自分の車にはどちらが向いているの?」

といったご相談が増えています。

この記事では、実際に現場で施工しているジャバの技術スタッフの考え方も踏まえて、

  • ガラスコーティングとセラミックコーティングの違い

  • それぞれのメリット・注意点

  • どんな人にどちらが向いているか

を、できるだけわかりやすく整理してお伝えします。

まずはざっくり結論:こう違います

最初に、一番気になるポイントをシンプルにまとめると、次の3つです。

1.どちらも「塗装を守り、艶を長持ちさせるガラス系コーティング」である

2.セラミックは、ガラスコーティングをベースに「多積層+高濃度」で艶と耐久を高めたプレミアム版である

3.「何年乗るか」「どれくらい見た目にこだわるか」「洗車をどれだけするか」で選ぶのが正解である

イメージとしては、次のような違いです。

項目 ガラスコーティング セラミックコーティング
被膜のイメージ 薄いガラスのベールを一枚まとわせる ガラスを何層も重ねた“厚い鎧”のようなイメージ
艶の印象 クリアでパキッとした艶 濡れたような、深みのある艶
耐久の目安 約3〜5年(環境・メンテ次第) 約5〜7年、それ以上を狙えるケースも
価格帯のイメージ 中価格帯 ガラスより高めのプレミアム帯
向いている人 実用・コスパ重視の方 長く乗る・見た目に強くこだわる方

ここから、もう少し具体的にそれぞれを見ていきます。

ガラスコーティングとは?基本と特徴

ガラスコーティングの役割

ガラスコーティングは、ボディの塗装の上に無機ガラス成分を含んだ透明な被膜を作り、

  • 紫外線

  • 雨・泥・ホコリ

  • 日常の洗車キズ

などから塗装を守りつつ、新車時のような艶を長くキープするためのコーティングです。

薄いガラス成分の被膜でボディ全体を包み込むイメージで、

  • 汚れが落ちやすくなる

  • 洗車がラクになる

  • ワックスに頼らず艶を維持しやすくなる

といったメリットがあります。

ガラスコーティングの特徴(ジャバの実感)

ジャバPRO SHOPの現場感覚としては、次のようなイメージです。

  • 艶は、クリアでスッキリとした「ガラスらしい」光沢

  • 耐久は、保管環境や洗車頻度によりますが、おおよそ3〜5年が目安

  • 価格帯は、コーティングメニューの中では標準〜中価格帯

初めてコーティングをされる方や、コストと効果のバランスを重視する方に選ばれやすいベースラインのメニューです。

セラミックコーティングとは?“次の一手”として選ばれる理由

セラミックコーティングの中身

セラミックコーティングもガラス系コーティングの一種ですが、

  • ガラス成分の濃度が高い

  • ベース層を多積層で形成することを前提に設計されている

  • 硬化後の被膜が、より厚く・より硬く・より高耐久になる

といった点が、大きな特徴です。

ジャバで扱う「セラミックプロ」の位置づけ

ジャバPRO SHOPで取り扱っている「セラミックプロ」は、

  • ベース層を多積層にすることで、より厚みのある被膜を形成する

  • その結果、通常のガラスコーティングよりも艶の演出効果が高くなる

というコンセプトのコーティングです。

技術スタッフの実感としては、

  • ガラス成分の濃度が高いため、艶感がより強く出る

  • しっかり硬化するタイプのため、洗車キズなどによって艶を失いにくい

といった特徴があります。

「ガラスコーティングの仕上がりに満足してきたが、もう一段階上の艶や存在感を求めたい」という方に向けた、付加価値重視のプランと考えていただくとイメージしやすいと思います。

5つの軸で見る「ガラス vs セラミック」

ここからは、違いをより立体的にイメージしていただくために、5つの視点で比較してみます。

① 被膜の構造・厚み

  • ガラスコーティング
    → 薄いガラス被膜を1〜数層重ねる構造が一般的です。

  • セラミックコーティング(セラミックプロ)
    → ベース層を多積層で形成し、被膜の厚みと密度を高める構造になっています。

被膜に厚みがあるほど、光の反射の仕方が変わり、艶に奥行きが出やすくなります。
また、肉眼ではわかりにくいレベルの小さな研磨キズを、厚みのある被膜が「のみ込んで」目立たなくしてくれることもあります。

② 艶・見た目の違い

ガラスコーティングの艶は、クリアでパキッとした軽やかな光沢が特徴です。
一方、セラミックコーティングの艶は、いわゆる「濡れ艶」と呼ばれるような、深みのある立体的な光沢になりやすい傾向があります。

ジャバの施工現場でも、

  • セラミック施工後は、ボディカラーに厚みが出たような印象になる

  • 水弾きは、水がコロコロと弾くだけでなく「滑り落ちる」ような感覚が強い

という感想を持つスタッフが多く、洗車時の満足感はセラミックのほうが一段上という印象です。

お客様からも、

  • ガラスコーティング:水洗いだけでも汚れが落ちやすくなり、洗車が楽になったという声

  • セラミックコーティング:駐車場で周囲の車と比べたときに、艶の風格の違いを実感したという声

がよく寄せられます。
特にセラミックは、淡色車でも「深い艶を演出できる」と評価されるケースが多いです。

③ 耐久性・防汚性

耐久性の目安としては、

  • ガラスコーティング:おおよそ3〜5年

  • セラミックコーティング:5〜7年、それ以上を狙えるケースもある

というイメージです(あくまで環境・メンテナンス次第です)。

ここで強調しておきたいのは、どちらも「施工したら洗車しなくていい」というものではない、という点です。

コーティングは、洗車後の美観を向上・維持する「補助的な役割」を担うものであり、
定期的な洗車とお手入れがあってこそ、耐久性や艶が活きてきます。

④ 施工の難しさ・手間

セラミックコーティングは、多積層であるがゆえに、施工の精度も求められます。

1層ごとの塗り込みと拭き取りを確実に行わなければならず、拭き残しやムラがあるまま硬化すると、その部分だけ被膜の厚みに差が出て、色の差や艶ムラにつながります。

そのためジャバでは、

  • 1パネルごとに塗り込みと拭き取りを実施

  • 特殊な確認用ライトで拭き残しやムラをチェック

  • 新車であっても、コーティングの定着を良くするための「下地磨き工程」を必ず入れる

  • 下地磨き後と塗り込み後の両方で、照明を使ったチェックを丁寧に行う

といった工程を徹底しています。

このチェック工程は、お客様からは見えにくい部分ですが、仕上がりの品質に直結する大事なポイントだと考えています。

⑤ 料金・コスパ感

セラミックコーティングは、高性能である分、どうしても価格帯は高くなります。
ジャバの技術者の感覚としては、

  • セラミックは「艶と満足感」に重きを置いた商品・サービス

  • 実用性だけで見れば、ガラスコーティングで十分なケースも多い

という本音があります。

そのため、

  • 実用重視・コスパ重視なら「ガラスコーティング」

  • 仕上がりの艶・所有感・特別感まで含めて楽しみたいなら「セラミックコーティング」

という選び方が、現場目線での素直な整理になります。

具体的な金額は車種・サイズによって変わりますので、記事末尾の料金表ページへのリンクもあわせてご覧ください。

 どんな人にガラス?どんな人にセラミック?

ここからは、実際にジャバがカウンセリングで見ているポイントをもとに、「タイプ別のおすすめ」を整理してみます。

ガラスコーティングがおすすめな方

次のような方には、ガラスコーティングがよくフィットします。

  • 乗り換えサイクルが3〜5年程度

  • 通勤・買い物・送り迎えなど、日常の足としての利用が中心

  • できるだけコスパ良く、きれいな状態をキープしたい

特に、大きなミニバンなどで洗車時間をあまり取れないファミリーカーの場合には、親水タイプのガラスコーティングをおすすめすることが多くなります。

セラミックコーティングをおすすめしたい方

セラミックコーティングは、次のような方に向いています。

  • 新車を長く大事に乗る予定がある

  • 濃色車・淡色車を問わず、ボディカラーの艶や深みを強く重視している

  • 駐車場で他の車と並んだときに、「ひと目で違いがわかる艶」を求めている

  • 洗車そのものが嫌いではなく、きれいな状態を維持していくことに前向き

一方で、1〜2年で乗り換える予定がある方や、ほとんど洗車をしない(したくない)方には、セラミックよりももう少し価格を抑えたメニューや、親水タイプのガラスコーティングをおすすめするケースが多いです。

ジャバが必ず確認している“判断材料”

ガラスにするか、セラミックにするか迷っている方に対して、ジャバでは必ず次の2点を確認しています。

  • 車の保管環境(屋内駐車なのか、青空駐車なのか)

  • 洗車に対する考え方(どれくらいの頻度で、どこまで自分でやるつもりか)

さらに、乗る予定の年数や予算、見た目へのこだわりも伺いながら、お客様に無理のない範囲で最適なプランをご提案しています。

メンテナンスと注意点:長持ちさせるコツ

長持ちしているお客様の共通点

ガラス・セラミックを問わず、きれいな状態が長持ちしているお客様には、次のような共通点があります。

  • 適切な頻度で洗車をしている

  • やわらかいスポンジでシャンプー洗車を行っている

  • 洗車後は、水滴が乾く前に拭き取りまで行っている

特別なことをしているわけではなく、「基本的な洗車の仕方」をきちんと守っている方ほど、コーティングの性能を長く活かせている印象です。

絶対に避けてほしいNGケア

一方で、次のようなお手入れは、コーティング車には大敵です。

  • 砂が付いた状態で乾いたクロスで拭く

  • 指でこすって汚れを落とそうとする

  • コーティング施工車に、コンパウンド入りのワックスを使用する

砂埃が付いたままの乾拭きは、どんなコーティングでも小キズの原因になります。
また、ワックスと汚れが混じることで汚れが固着し、最悪の場合はコーティング被膜が傷んでしまうこともあります。

セラミック施工車ならではの注意点

セラミックコーティングを施工した車は、板金塗装の際に注意が必要になります。
被膜が非常に強固であるため、補修時にはその前提で作業を行う必要があります。

事故やキズで板金修理に出す際には、「セラミックコーティングを施工している車」であることを、必ず修理工場やディーラーに伝えてください。

ジャバPRO SHOPならではのこだわり

最後に、少しだけ当店のこだわりもご紹介します。

ジャバPRO SHOPでは、新車であっても必ず下地処理として磨き工程を入れています。
これは、コーティングの定着性を高め、仕上がりの艶を最大限に引き出すためです。

また、

  • 下地磨き時の照明チェック

  • コーティング塗り込み後の照明チェック

この2つの工程には、特に時間と神経を使っています。
ここを丁寧に行うかどうかが、最終的なクオリティに直結すると考えているからです。

接客の面では、「説明がわかりやすい」と言っていただけることが多く、

  • どのメニューが高い/安いかだけでなく

  • お客様の乗り方や生活スタイルにとって、どのプランがベストなのか

を一緒に考えることを大切にしています。

迷っている方へ:プロからのメッセージ

ガラスとセラミック、どちらが自分に合っているのかは、お車の使い方やライフスタイルによって変わります。

実用性とコスパを重視するならガラスコーティングで十分なケースも多く、
ガラスコーティングの艶感では物足りなくなってきた方には、セラミックコーティングの多積層ならではの艶と存在感を体感していただきたい、というのがジャバの本音です。

  • 車種・年式

  • 保管環境

  • 乗る予定の年数

  • 洗車のスタイル

こうした情報をお伺いしながら、押し売りではなく「納得感のある選択」ができるようご提案しますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

コーティングメニュー・料金・施工事例のご案内

具体的なメニュー内容や料金、実際の仕上がりイメージについては、こちらのページもあわせてご覧ください。

このブログをきっかけに、「自分の車にはどのコーティングが合うのか?」を考えるヒントになればうれしいです。
ご相談・お見積もりは、お近くのジャバPRO SHOP各店までお気軽にお問い合わせください。

スタッフ

中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)

一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。

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