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水なし洗車とは?どういう人に向いている?

更新日:2024.04.10

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シャンプーの泡立てや洗い流しなど、本格的な洗車に水は不可欠。
でも、洗車スペースや水がない場合でも車をきれいにしたい時ってありますよね。
そんな時に便利なのが水なし洗車。
水なし洗車のメリットやデメリット、どんな時どんな人に向いているか解説します。

水なし洗車に使うカーケミカル用品の種類と特徴

水なし洗車とは、水を使わずカーケミカル用品で車の汚れを落とす方法のこと。
洗車、と呼んでいますが洗い流すわけではありません。
水なし洗車のカーケミカル用品は主にスプレータイプとシートタイプがあります。
それぞれの特徴を紹介しましょう。

・スプレータイプ
ボトル入った専用溶剤をボディに吹き付け、クロスで拭き取るタイプ。
専用溶剤は主に化学合成のポリマー系で撥水効果も含まれています。
多くのスプレータイプは汚れを落とすと同時にワックス効果も含まれています。
複数回使えることもスプレータイプの特徴のひとつ。

・シートタイプ
専用溶剤を染み込ませたシートが複数パッケージ内に収まったタイプ。
ティッシュのように取り出してボディを拭くだけのカンタン仕様が特徴。
ただし、製品によっては枚数が少ないため複数回使用するには不向き。

どちらのタイプもとくに水なし洗車とは明記していません。
製品を選ぶ時は愛車の水なし洗車を行う頻度や環境に合わせましょう。

水なし洗車のメリットとデメリット

水を使わずに車をきれいにできるなら、これほど便利なことはありません。
しかし、当然のことながら便利なものにはデメリットもあります。
以下にメリットとデメリットを表記するので、水なし洗車をする時の参考にしてください。

・メリット
車を止めておくスペースさえあれば、車をきれいにすることができます。
たとえばスーパーマーケットやショッピングセンターの駐車場でも可能ですね。
パートナーと一緒に買物へ行くと、待ち時間が長く感じられることがあるでしょう。
そんな待ち時間を水なし洗車に使えば時間の有効活用になります。

それから冬場の寒い時期。
水を使った本格的な洗車はつらい作業です。
車は汚れているというよりホコリが積もった状態。
こんな時、水を使うよりも水なし洗車で済ませられたら身体への負担も少なくなります。

また水滴が残らないのでイオンデポジットの発生を防ぐことができます。
洗車用品の数が少なく、コンパクトなこともメリット。

・デメリット
水なし洗車が可能なのは汚れが軽度の時だけ。
雨上がりで水垢や泥がこびりついていたり、長く汚れを放置していた車には不向きです。
根気よく汚れを落とすつもりで作業すれば落とせないことはありません。
でも、水なし洗車で汚れを落とせる範囲はクロスの面積だけ。
かなり労力を必要とする作業になります。

また、ひどい汚れを落とそうとすれば、それだけクロスや溶剤が必要になります。
結果、水を使った洗車よりもコストパフォーマンスが格段に悪くなります。

水なし洗車での注意点としては洗車キズがつきやすいこと。
ホコリやチリが積もっている時、強引にクロスで拭き取ろうとすると細かなキズがつきます。
スプレータイプはたっぷり吹き付け、クロスタイプはゆっくり拭くように心がけましょう。

水なし洗車が向いている人と状況

水なし洗車をあくまで緊急用、と考えれば万人に向いているといえます。
少し汚れたから、といってわずかな空き時間で車をきれいにできるのは便利ですよね。

ただ、ボディサイズが大きい車には不向きな部分があります。
とくにフルサイズのミニバンになると、空き時間できれいにするのは大変。
しかも車の上部やルーフは手が届かず、汚れがマダラ模様になることもあるでしょう。
それに比べると、コンパクトカーや軽自動車の所有者は水なし洗車がラクですね。

水なし洗車に向いている人は普段、洗車場探しに苦労する人。
マンションなどの集合住宅に住んでいる場合、自宅で洗車、というわけにはいきません。

どうしてもガソリンスタンドやコイン洗車場を利用する機会が多くなります。
普段から水なし洗車をこまめに行っていれば、そういった機会を減らすことができます。

水なし洗車の回数を軽減する方法

水なし洗車は手軽で便利、とはいえ、車の汚れる頻度が多ければ手間もお金もかかります。
汚れを軽度にする工夫をすれば、水なし洗車の回数を軽減できますね。

駐車を屋内にする、屋外で駐車する時はボディカバーを被せる、なども有効手段。
でも、こういった工夫は誰でも、いつでもできることではありません。

最善策は塗装表面に滑らかな被膜を作ること。
ホコリやチリは滑り落ちやすくなり、付着しやすい汚れも比較的カンタンに落とせるでしょう。
被膜を作るひとつの方法は市販のコーティング剤やワックスの使用。
高い撥水や親水の効果があるので、水なし洗車も効果的に行うことができます。

ただし、市販のコーティング剤やワックスの多くは化学合成の樹脂が主原料。
被膜が柔らかいため鉄粉などの汚れに弱く、持続期間が短いというデメリットがあります。

水なし洗車を軽減させる最強の被膜はプロ施行によるガラスコーティング。
無機質のケイ素を主原料としており、固い被膜を形成することが最大の特徴です。
固い被膜は鉄粉や油分の汚れにも強く、一般的な持続期間が約3年と長いこともメリット。
水なし洗車に最適の被膜ですね。
効率の良い水なし洗車で愛車を長く輝かせ、快適なカーライフを送りましょう。

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スタッフ

中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)

一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。

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