リフレクターとは?車検に通らない原因と保安基準・違法改造の注意点
更新日:2025.10.29
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リフレクターとは?
リフレクターとは反射板のこと。すべての車の後方に取り付けられています。たかが反射板とあなどることなかれ。損傷や不適合なパーツを取り付けると車検に通らない場合もあります。
リフレクターの役割と取り付け位置
リフレクターは夜間に車を認識するための部品です。役割は主に2つ。1つは夜間、テールランプが点いていなくても車の存在が示されること。もう1つは車幅を明確にできること。ヘッドライトの光を反射するだけのシンプルな機能ですが、夜間の安全を守る重要パーツです。
取り付け場所や形は車種によって異なります。普通乗用車には後部のみ。ただし全長が6mを超えると側面にも設置義務があります。位置はリアコンビネーションランプ内やバンパー下など。形状は縦長やランプ形状に合わせたデザインなどです。
左右2カ所が対称位置である点は共通ですが、対称位置さえ守ればカスタム化できるわけではありません。リフレクターには厳格な保安基準があります。
道路運送車両法が定めるリフレクターの保安基準
普通乗用車のリフレクター(後部反射器)は、道路運送車両法第210条で詳細に規格が定められています。下記は主な基準の抜粋です。
| 項目 | 基準内容 |
|---|---|
| 形 | 文字および三角形以外の形状。O・I・U・8など単純形は適合。 |
| 色 | 反射光は赤色であること。 |
| 反射度 | 夜間、後方150mから前照灯を照射したときに、反射光が確認できること。 |
| 大きさ | 10平方cm以上であること。 |
| 取り付け位置 | 反射部の上縁は地上1.5m以下、下縁は地上0.25m以上。左右最外側から400mm以内。 |
これらに適合していれば車検に通ります。ただし、著しい汚れや一部でも破損がある場合は不適合です。交換時は純正と同等構造のリフレクターを選びましょう。
よくある不適合パターン(NG集)
最近はドレスアップ目的の社外品が増えています。リアビューをシャープに見せるクリアコンビネーションランプやLEDリフレクターなどです。しかし、以下のような変更は車検不合格になることがあります。
- 白色リフレクターへの交換…赤色以外は保安基準違反。
- 反射板機能を欠くLEDユニット…発光はしても反射機能がないと不適合。
- サイズ・形状の規格外…見た目が似ていても反射角・面積要件を満たさないと不合格。
社外ユニットを使う場合は、反射板の有無・色(赤)・取付位置・面積を必ず確認しましょう。
LEDリフレクターにすると車検は通る?
従来の反射式リフレクターは、エンジン停止時でもヘッドライトを反射して車の存在を示します。一方、LEDリフレクターは発光装置であり、電源OFF時は「反射器」として機能しないものが多く、LED化のみでは保安基準を満たさないケースが目立ちます。反射板を内蔵するLEDリフレクターもありますが、規格(色・面積・取付位置・反射性能)に適合していなければ不合格となります。
違法改造のリスクと罰則
車検時に「白色リフレクターへ交換」「赤いシールでごまかす」「LED配線をカットし反射テープで代用」などは必ず発覚します。
- 整備命令:15日以内に適合部品へ戻す指導
- 命令無視:ナンバー・車検証の没収の可能性
- 罰則:道路運送車両法により6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金
また、事故時に保安基準不適合が発覚すると保険適用外となる場合もあります。わずかなドレスアップで大きなリスクを負うのは得策ではありません。
保安基準に適合した車で安全・快適なドライブを
リフレクターは安全のための基準部品です。基準を守りつつ、自分らしいカスタムを楽しむことが賢い選択。交換時は「赤色」「反射面積」「取付高さ・位置」「反射性能」を確認し、純正同等の構造品を選びましょう。
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中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)
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