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車のピッチタールとは?特徴や除去の仕方を解説

更新日:2023.08.31

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暑い季節、ドライブから帰ってきたら車の下部に点々と黒っぽいシミ。
これの正体はアスファルトを走行中に付着したピッチタールです。
これ、カーシャンプーを使った洗車では落とすことができません。
厄介なピッチタールの特徴や除去の仕方について解説します。

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車を汚すピッチタールとは?

日本の一般的な舗装路はアスファルト施工。
アスファルト舗装にするメリットは数多くあります。
まず施工費用が比較的安いこと。
それから施工後、すぐに走行できることや騒音が少ないこと。
補修しやすい点もそのひとつです。

ただし、デメリットもあります。
熱によって柔らかくなるため、交通量の多いところでは轍(わだち)ができてしまうこと。
それからピッチタールで車が汚れること。
アスファルトの原料は原油を精製した時に残るもっとも重い物質。
これにポリマーなどを混ぜて舗装用に使っています。

アスファルトが熱で柔らかくなる温度は60℃と言われています。
気温が60℃になることはありませんが、アスファルトは黒いので熱を吸収します。
暑い時期、路面温度が60℃を超えるのは珍しくありません。

そこを重い車で走れば、表面の柔らかくなったアスファルトを巻き上げるのは当然の結果。
かくして、ボディに付着したアスファルトは冷えてピッチタールになるわけですね。

ピッチタールの除去の仕方

ピッチタールは油分の塊。
それがボディに付着しているので、カーシャンプーによる洗車では落とすことができません。
だからといって放置すると油分が塗装に浸透して茶色のシミになる場合があります。
また付着が進行すると除去するのが困難になることも考えた方がいいでしょう。

ピッチタールは付着したら早めの除去が鉄則。
もっとも効果的な方法はピッチタール除去剤を使うこと。
これの主成分はグリコールエーテル。
樹脂を溶かす能力と同時に水溶性も備えている点が大きな特徴です。

一般的な樹脂除去剤は非水溶性なので発火の危険性があります。
しかしグリコールエーテルは水に溶けるため、その危険性がありません。
水溶性の特徴は車にも最適。
洗車するだけで除去剤を落とすことができるからです。

除去剤には溶液で塗布するタイプと噴霧するスプレータイプがあります。
使い方はどちらも同じ。
ピッチタール部分に塗る、あるいは吹き付けて2〜3分放置。
濃い茶色の液垂れがしてきたらウェスで拭き取るだけです。
1回で除去できない場合は2〜3回繰り返してください。

なお、除去剤の主原料であるグリコールエーテルが肌につくと荒れる場合があります。
不安を覚える人はゴム手袋の使用をおすすめします。

ピッチタール除去でしてはいけないこと

ピッチタールを除去する際にやってはいけないこと。
それは塗装を傷める代用品を使うことです。
たとえば灯油やキャンプ用品のホワイトガソリン。
これらはしつこい油汚れに効果を発揮しますが、同時に塗装にも悪影響を及ぼします。
また匂いがきつく、ベトつきが出るため使用後の水洗いも大変。
なにより引火性が強いのでとても危険です。

金属のきしみを取る潤滑剤も使用しない方が賢明。
ピッチタールと同時に表面のクリア塗装も落としてしまう恐れがあります。
代用品として使えるのは塗装の下地処理で使うシリコンオフ。
これは塗装面の脱脂に使う溶剤ですね。
ピッチタールが固着している部分の油分を除去するので効果があります。

同じ脱脂効果があるけれど、絶対に使ってはいけないのがプラサフ。
脱脂だけでなく下地用の白やグレーの塗料が含まれています。
ピッチタールの上から塗料を吹き付けるという、取り返しのつかない事態に陥ります。

意外と役立つのが両面テープ剥がし剤。
使い方はピッチタール除去剤と同じで、汚れているところを液剤で浸すだけ。
2〜3分放置後に柔らかいウェスで拭き取ってください。

注意点は汚れの周囲にステッカーやエンブレムなどがある場合はマスキングをすること。
ピッチタールと一緒にそれらが剥がれる場合があります。
両面テープ剥がし剤は天然由来の成分を使っているタイプが多くあります。
ゴム手袋がない時、肌荒れの不安がある時は両面テープ剥がし剤の方が安心ですね。

ガラスコーティングに固着したらプロショップに相談

グリコールエーテル含有の除去剤であれば、しつこいピッチタールも落とすことができます。
ただし、これは塗装面のコーティングがワックスや市販されているポリマー系の場合。
プロが施工したガラスコーティングには使用しないでください。
ピッチタールと一緒にガラスコーティングが剥がれてしまう恐れがあります。

ガラスコーティングは無機質で固い被膜が特徴。
樹脂製の市販コーティング剤と違い、付着後であれば専用カーシャンプーで落とせます。

とはいえ、すぐに洗車できるとは限りませんよね。
ピッチタールは時間が経過すると固まるのはガラスコーティングでも同じ。
専用カーシャンプーで落ちなかったら高圧洗浄機を使ってください。
固い被膜と固まったピッチタールなので物理的圧力で落とすことができます。

それでも除去できない時はガラスコーティングを施工したプロショップに相談しましょう。
プロショップにはガラスコーティング専用のピッチタール除去剤があります。

これ、市販もされていますが、やはりDIYで修復するには不安が残りますよね。
プロショップであれば正しい使い方で確実にピッチタールを除去してくれます。
ピッチタールの黒いシミは早めに除去して、快適なカーライフを送りましょう。

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スタッフ

中山裕貴(PRO SHOP八尾店 施工技術マネージャー)

一口にコーティングと言っても、運転頻度や駐車環境などによって『最適なコーティング』は異なります。
お車一台一台の状態に合わせて下処理を施し、施工後の環境も含め、お客様のカーライフに最適なコーティングを施工させて頂きます。

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